ご葬儀後の手続き Formality
ご葬儀が終わったら
滞りなくお葬式を終えた後も、様々な手続きやお礼挨拶回りなどがあり、忌明けまでは何かと忙しい日が続きます。必要に応じてよく確認しましょう。
ご葬儀後の手続き一覧
- 葬祭費の補助金受取り手続き(社会保険・国民健康保険)
- 死亡した者の所得税の確定申告
- 医療費控除による税金の還付手続
- 生命保険金の受取り手続
- 所有権移転登記
- 運転免許証の返却
- 相続税の申告
- 自動車税の納税義務消滅の申告
- 国民年金(母子・遺族・寡婦)受取りのための裁定請求
- 非課税貯蓄の死亡申告
- 雇用保険の資格喪失届け
- 取締役の退任変更手続
- 遺族補償年金の受取り手続
- 特許・商号・商標・意匠権の相続手続
- ゴルフ会員権の名義変更
- 借地・借家の契約証の書き換え
- 扶養控除異動申告
- 株式・社債・国債の名義変更
- 貸付金・借入金の権利移転の通知手続
- 遺族補償一時金の受取り手続
- 銀行預金・郵便貯金の引出しと相続手続
- 各種相続同意書の作成
- NHK・電気・ガス・水道等の銀行引落しの口座変更
- 身分証明書・無料パス等の返却
- 電話加入権の承継届け
- クレジットカード脱会届け
手続き上、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。
税理士・労務管理士・行政書士・司法書士他、ご紹介いたします。
年金・保険・預金などの諸手続き
国民年金
死亡一時金
なるべく早く請求
加入者が、何の年金も受けずに死亡した際、遺族に支払われます。
窓口:市区町村
手続きに必要なもの
印鑑、住民票、戸籍謄本、年金手帳(死亡者)
寡婦年金
なるべく早く請求
夫が、何の年金も受けずに死亡し、妻が65才未満の場合支払われます。
窓口:市区町村
手続きに必要なもの
印鑑、住民票、戸籍謄本、死亡診断書・年金手帳(夫)
遺族基礎年金
なるべく早く請求
夫が死亡し、18才未満の子供のいる妻又は18才未満の子供に支払われます。
窓口:市区町村
手続きに必要なもの
印鑑、住民票、戸籍謄本、死亡診断書・年金手帳(死亡者)
厚生年金
遺族厚生年金
なるべく早く請求
夫が死亡し、18才未満の子供のいる妻又は18才未満の子供に支払われます。
窓口:社会保険事務所
手続きに必要なもの
印鑑、住民票、戸籍謄本、死亡診断書、年金手帳(死亡者)
生命保険
保険金
なるべく早く請求
被保険者が亡くなった時に支払われます。
※保険会社によって必要書類が異なります
窓口:保険会社
手続きに必要なもの
印鑑、戸籍謄本、死亡診断書、保険証書、最終の保険領収書、印鑑証明、除籍謄本
不動産
名義変更
なるべく早く請求
手続きの期限はありませんが、なるべく早めに手続きをしましょう。
窓口:登記所
手続きに必要なもの
印鑑、住民票、戸籍謄本
健康保険
埋葬料
2年以内に請求
扶養を受けていた者に対して支払われます。
窓口:社会保険事務所
手続きに必要なもの
印鑑、死亡診断書、被保険者証
埋葬費
2年以内に請求
身よりのいない被保険者が亡くなった際、実際に葬儀を行った者に支払われます。
窓口:社会保険事務所
手続きに必要なもの
印鑑、死亡診断書、被保険者証、埋葬費用証拠書類
家族埋葬料
なるべく早く請求
被扶養者が亡くなった際に支払われます。
窓口:社会保険事務所
手続きに必要なもの
印鑑、死亡診断書、被保険者証
国民健康保険
葬祭費
2年以内に請求
加入者が死亡した際、葬儀を行った方に対して支払われます。
窓口:市区町村
手続きに必要なもの
印鑑、死亡診断書、保険証・葬儀社の領収書
労災保険
埋葬料
2年以内に請求
業務上の事故・傷病で死亡した際、葬儀を行った者に支払われます。
窓口:労働基準監督署
手続きに必要なもの
印鑑、死亡診断書
遺族保証給付
5年以内に請求
業務上の事故・傷病で死亡した際に支払われます。
窓口:労働基準監督署
手続きに必要なもの
印鑑、戸籍謄本、死亡診断書
簡易保険
保険金
5年以内に請求
被保険者が亡くなった時に支払われます。
窓口:郵便局
手続きに必要なもの
印鑑、死亡診断書、保険証書、領収書
銀行預金
名義変更
期限なし
死亡事実を知った際、相続手続き完了まで支払は停止されます。提出書類は1カ所につき各1通。
窓口:銀行
手続きに必要なもの
印鑑、戸籍謄本、相続人全員の印鑑証明、遺産分割協議書、除籍謄本通帳(証書)
郵便貯金
名義変更
期限なし
死亡事実を知った際、相続手続き完了まで支払は停止されます。提出書類は1カ所につき各1通。
窓口:郵便局
手続きに必要なもの
印鑑
その他
- 高額医療費の支給手続き
- 自動車の名義変更
- 医療費控除による税金の所得控除
- 運転免許証・各種免許証等の返却
- 個人の所得税の確定申告
- バッチ・身分証明書・無料パス証等の返却
- 住宅ローンの名義変更
- クレジットカードの失効手続き 等
- 株式・社債・国債・会員権等の名義変更
詳しくは各窓口にてお問い合せください。
ご葬儀後の後始末
挨拶回りの準備
挨拶回りは葬儀の翌日か翌々日、遅くても初七日までには済ませるようできるだけ早く伺うようにしましょう。
挨拶回りは喪主と遺族一人の二人で回り、長居はせず引き上げることが礼儀です。
服装は略喪服ですが、二、三日経過している場合は地味な平服でも失礼になりません。
故人の勤務先
出来るだけ早い機会に、挨拶回りを兼ねて勤務先を訪ねるようにましょう。
その際、家にある会社関係のバッジ、身分証明書等をお返しするようにしましょう。
また、社内に置いている写真や生命保険の証書などの私物は会社の方のチェックを受け持ち帰ります。
基本台帳の整理と作成
お礼状、法要、補助金申請、遺産相続、税控除、確定申告などの手続きのため、諸台帳を整理・作成します。
芳名帳および関係者名簿は年賀欠礼挨拶状のためにまとめておきます。香典帳は供物帳・香典袋なども一緒にまとめておきましょう。
会計記録台帳は各種領収書も必ず整理しておいてください。
初七日
初七日は死後七日目に行う法要です。故人が三途の川に辿り着く日が死後七日目とされており、緩やかな流れの川を渡ることができるように祈りを込めて行います。
最近は葬家の負担を減らすためや再び一堂に会するのが困難な事もあり、葬儀当日に繰り上げて初七日法要を営むことが増えています。
遺言書
相続の手続きの際に、遺言書の有無を確認します。
自筆証書遺言がある場合、封をしていない場合は検認の前に中身を見ても構いません。封がされている場合は、お開けずに家庭裁判所へ持って行きます。
公正証書遺言の場合は、最寄りの公証役場に問い合わせる事で有無が確認できます。
ご位牌とお仏壇
位牌とは、故人の戒名(法名)を記し供養、礼拝する木札の事ですが、「亡くなった方の霊が宿る場所」でもあります。
仏壇は、そのご本尊を祀るための祭壇です。
仏壇に位牌を置いてお参りすることで、ご本尊や故人に見守られているという気持ちを強く感じる事ができます。
忌中と喪中
喪中(もちゅう)とは近親者の方の死を悼む期間の事です。一年間はお祝い事を避け、年賀状などは「喪中はがき」で欠礼を伝えます。
忌中(きちゅう)とは神道に基づき「死は汚れたもの」という考え方をもとに、外出やお祝い事を避け、一定期間自宅にこもるのが忌中ですが「例外」など柔軟な考えが増えています。
忌明けと中陰供養
忌明けは故人の冥福を祈り、喪に服す期間が終えた日のことを言います。
仏式は四十九日、神式は五十日がそれに相当します。
中陰供養(ちゅういんくよう)とは、忌明けまでの期間を中陰の期間と言い、その期間内に行われる法要の事を言います。
形見分け
宗派によって違いがありますが、四十九日の親戚などが集まる時行われる事が多いようです。
「形見分け」は日本独特の風習で、故人が大切にしていたものを近親者や友人に分け思い出を共有するために行われます。
そのため、必ずしなければいけない事ではありません。行う際は、包装の必要は無く半紙で軽く包んで渡すのがよいでしょう。
香典返し
香典返しは、お通夜や葬儀お供え頂いた香典へのお返しでもあり、弔事が滞りなく終えた事や御礼を伝えるために贈る物です。
本来の意味であれば四十九日を過ぎた後から贈りますが、最近では葬儀当日やお斎の席で香典返しを贈り持ち帰っていただくことも多いようです。
神式の「霊前祭」
霊前祭とは、仏教の法要にあたる祭式の事です。
翌日祭・十日祭・二十日祭・三十日祭・四十日祭・五十日祭・百日祭と続き、自宅か斎場で行われます。
供物のお供えをし、玉串奉奠が行われます。五十日祭が忌明けにあたり、墓前には洗米・塩・水など置き故人の好きな物も供え盛大に行われます。式後は参列者に食事をもてなします。
キリスト教の「霊前祭」
カトリックでは「追悼ミサ(命日祭)」を行います。命日より3日目・7日目・30日目・1年目などに、教会聖堂やご自宅を会場として聖書の朗読、聖歌の合唱などを行います。
プロテスタントでは、命日から1週間目か20日目、もしくは1ヶ月後の「召天記念式(祭)」などに「記念会」を行います。故人と親しかった方を招き、ご自宅などで開きます。
納骨とお墓
納骨する時期は特に決まりはありません。数年間自宅に安置される方や火葬された日に行う地域もあります。
お墓を建てるのにも時期や決まりはありません、一般的に仏教では四十九日、キリスト教で1カ月後、神道では五十日祭と宗教によりる区切りの時期に納骨やお墓を建てる事が多いようです
一周忌
故人が亡くなってから一年後の命日を一周忌と言います。
家族や親族、故人と親しい友人や知人を招いて法要を行います。
必ず命日より早めに行う慣わしとなっており、集まりやすい週末に行う場合が多いようです。
また、この日をもって喪が明けることになります。
神式の「式年祭」
神式では、仏式の年忌法要にあたる、式年祭が行われます。
式年祭は一年祭、三年祭、五年祭、十年祭と続き、その後は十年ごとに行われます。
一般的に盛大に行われるのは、一年祭、三年祭、五年祭、十年祭です。
キリスト教の「式年祭」
キリスト教では年数が決まった儀式はありませんが、ご逝去から1年後や3年後などに、故人を偲ぶ会やお茶会など行われます。また、11月2日をカトリックでは「死者の日」と呼び、全ての亡くなられた方を追悼するミサが行われます。
万霊節とは11月2日に行われる死者の記念式のことで、仏式の彼岸のような日に当たります
一人ひとりの想いを
大切にした
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